暗記のコツ:感情を込めることで暗記できる

暗記のコツを脳神経の知識を使って解説していきます。

人の記憶には大脳辺縁系という脳の一連の部位が関係しています。海馬という短期記憶を長期記憶にする、暗記に重要な部位は、この大脳辺縁系に含まれています。

最近では、記憶をするときには感情をこめたり、ストーリーにして覚えればよいということが言われているのですが、今回はその理由について解説していきます。

大脳辺縁系の二つの回路

さて、この大脳辺縁系は情動形成と記憶形成に大きくかかわっており、情動回路と記憶回路という二つの回路を持っています。

情動回路はヤコブレフ回路とも呼ばれます。

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側頭葉皮質前部(ブロードマン38野)ー偏桃体ー視床背内側核ー前頭葉眼窩皮質ー鉤状束ー側頭葉皮質前部

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という回路なのですが、まあややこしいので覚えなくても大丈夫です。

そして記憶回路はパーペツ回路とも呼ばれます。

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海馬ー脳弓ー乳頭ー視床前核ー帯状回ー海馬傍回

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という回路です。

最近までは記憶回路と情動回路はそれぞれ別々に働くと考えられていました。記憶回路は記憶だけに、情動回路は情動だけに関係すると考えられてきたのです。しかし、二つの回路はつながっており、情動形成は記憶形成に大きく関係することが分かってきたのです。

情動回路には偏桃体という情動形成、とくに怒りや驚きの感情に大きく関与する脳の部位が含まれているのですが、この偏桃体は中隔核という脳の快楽中枢とともに海馬と繊維連結しています。つまり快楽や感情という人の情動は海馬にも刺激として伝わるのです。

このことから、脳の情動回路が活性化されると、海馬も何らかの刺激を受けて活性化されると考えられます。

分かりやすく言うと、記憶回路はそれ単独でも働くのですが、情動回路も働くことによって記憶回路は活性化されるのです。

嫌な思いや恥ずかしい思いをしたとき、嬉しかった時のことを強く覚えているのは、このように情動と記憶が深く結びついているからなのです。

また、PTSD(心的外傷後ストレス障害)という恐怖体験をフラッシュバックしてしまう症状がありますが、PTSDは情動と記憶が深く結びついているからこそ症状として現れるのですね。

オススメの暗記方法

このように情動と記憶は深くかかわっています。

だからこそ何かを暗記するときはできるだけ感情的になったほうが良いのです。

暗記するものをエピソードにしたり、ストーリーにしたりすると物を覚えることができる理由は、自然と感情がよびおこされて、長期記憶になることができるからなのです。

つまり感情を伴った記憶こそが長期記憶になりやすいということも言うことができます。海馬が感情を伴った記憶を長期記憶として選別しているのです。

個人的なオススメの暗記方法としては、ツッコミを入れることです。

「どちくしょう!(笑)」

「なんでやねん!」

などのツッコミをいれて、感情的に暗記するようにしましょう。

参考

学校の授業

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